海外展開している商社

製造会社の場合は、「モノ」を製造する技術力や、その技術力によって作り出された商品が、ブランディングを確立させる大きな要となります。この例は少し極端ですが、海外展開をしている商社の場合は、こういった新規開拓を果たし、それぞれの市場において存在力を見せつけることこそが、企業ブランディングを成功させるための第一歩であるでしょう。一方、商社において、企業価値を左右するのは、他社製品を取り扱う「ヒト」と、多岐にわたるネットワークを必要とする「情報」です。 まだ普及率が50%にも満たない国がたくさんあるはずです。それでは、そのような商社の場合は、何を基準にして企業価値を向上させていく必要があるのでしょうか?企業を支えているのは、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の4つのファクターです。中でも、世界的規模で事業展開をしている商社の場合は、市場を新しく見つけるための「情報」と、見つけ出した市場の活性化を図る「ヒト」が重要な要因となります。 家庭用パソコンを例に挙げてみると、日本においてはかなり普及が進んでいますが、発展途上国の場合、その普及率はどうでしょう。つまり、そのような国の市場においては、家庭用パソコンをあと50%売ることができるということです。 商社は、優れた技術力や独自性のある商品の製造力を持っていません。ということは、「ある国の家庭用パソコンの普及率は、まだ50%である」という情報に加え、「市場は現在の2倍に拡大することが可能だから、がんばろう」という「情報」、そして「ヒト」の存在があってこそ、企業の売上に大きく影響を与えるのです。