ターミナル百貨店

都市開発の流れや交通インフラ整備に便乗し、電気鉄道各社は終始発駅や主要乗換駅に、相次いで百貨店や駅ビルを建設していきました。都心型の百貨店についても、主要ターミナル駅から近い立地の場合は、ブランディング戦略も同様の手法が可能となります。その付加価値とは、消費者にとっては、買う商品自体の価値は変わらなので、商品にさらにプラスする価値と認識してください。 ターミナル百貨店の場合は、サービス力に加えて、このような機能性においても、消費者に向けてアピールすることができるのです。つまり、電車を降りてすぐにショッピングができるという“利便性の良さ”です。一方、ターミナル百貨店では、それとは違った方法で消費者を魅了することができます。 昭和30年代になると、戦中の配給制度は解除されて、日本国民が豊かで便利な生活を求め、高級感重視の百貨店へ商品を求めました。それでは、ターミナル百貨店の場合は、サービス力に加えてで重要視される課題は一体どんなことでしょう?都心型の百貨店で重要となる「サービス力」は、あくまでも消費者への付加価値を提示することです。このようにして、次々と鉄道会社系の百貨店「ターミナル百貨店」が誕生しました。 “駅ナカ”や“駅チカ”といった言葉が生まれたように、今日では、主要ターミナル駅の乗降客を囲い込みするために熾烈な競争を繰り広げています。それは“機能性”です。ここでは、ターミナル百貨店がどのようなブランディング戦略によって成功したのか紹介します。